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街のにぎわいの核となる「スマートべニュー」とは?

「つくろう!滋賀の夢☆エンタメアリーナ」の合言葉のもと、去年スタートした新アリーナ建設構想。2026年は、具体的な候補地選定や事業計画の策定など、次のステージへ歩み出す1年となります。

 

目指すのは、音楽やスポーツなどのエンターテインメントを核として街に賑わいを創り出す拠点施設「スマートべニュー」。日本政策投資銀行が提唱したこの言葉は、単なる競技施設ではなく周辺エリアの街づくりを含めた都市機能の複合化と、先端技術の導入による持続可能な交流空間を定義したものです。

 

というのも、かつて日本のスポーツ施設は体育館や競技場が主流で、主に市民がスポーツを「する」場所でした。しかし、施設の多くは老朽化が進み、維持管理費が自治体の財政を圧迫する一方で、現代の観客が求める快適性や非日常的体験を提供するには物足りなくなっています。こうした背景から、アリーナやスタジアムに対する考え方は「公共施設」から「街づくりの中核を担う稼げるインフラ」へとシフトし、その中核を成す「スマートベニュー」という概念に注目が集まっているのです。

 


「スマートべニュー」のイメージ

 

従来型の体育館などとの最大の違いは、設計思想と運営モデルにあります。従来施設が市民の利用による稼働率を重視するのに対し、「スマートベニュー」は収益性や経済波及効果を重視。地域住民が自然と集まって愛着を持ち、街のシンボルとなる場所となることが期待されています。

 

持続可能性という観点では、アリーナ単体で運営を完結させない「多機能複合化」も重要です。商業施設やホテル、オフィスなどを併設させることで回遊性が生まれます。これによって収入源の多角化を図り、興行がない期間も収益を確保できます。

 

また、「スマートベニュー」の「スマート」には、ITやデジタル技術を駆使して利便性と体験価値を最大化するという意味も込められています。これからのアリーナ運営において、DX(デジタルトランスフォーメーション)は単なる便利なツールではなく、経営の成否を分ける基幹インフラとなります。高密度Wi-Fiや5G通信環境がもたらす安定したネットワークは、スマートフォンや専用端末を通じた新たな観戦体験を提供し、チケット購入や飲食のモバイルオーダーなどの利便性向上にも貢献。顧客の行動データを蓄積・分析することで、個々のファンに合わせた特典やおすすめ情報を配信するなど、顧客満足度を高めることも可能になるでしょう。

 

理想的な「スマートベニュー」を実現するには、現実的な課題を一つずつクリアしていかなければなりません。街の未来を拓く夢のアリーナ建設へ、ともに前に進んでいきましょう!

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